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2011年8月 3日 (水)

公務員は、70歳までの生活設計を織り込み済みとか…

本日の朝日新聞に、環境省の中に、「原発規制庁」構想の記事が載っていた。
思うに、霞が関では、普通は省益しか求めないのであろうが、官庁全体の問題であれば、それこそ一体になって、攻めこんでくるであろうことは想像にかたくない。人事院の給与勧告でも1.5%の引き下げなどというどうでもいい数字しか出ないのだから、もうどうにもならない。
結局、公務員は、70歳までの生活設計を織り込み済みの元に仕事をしているから、自分が天下る先のことしか考えないようになって、Public Serviceが疎かになるのは、これは誰が考えても明らかである(古賀さんの言い方ですが、官庁にあるこの仕組を”互助会”というんだそうです)。
省庁をあれこれ作ってみても、結局公務員のポストを増やすだけで、問題解決にはならない。
先日のたけしのテレビタックルを見ていたら、大臣が官僚にうまく丸め込まれてしまうこと、官僚のサボタージュのこと、諮問委員会などを作っても結局その省庁に都合のよい答申が出るような仕組みになっていること、次官会議が廃止されても、別の非公式の会議が存在すること、などなど、官僚がやりたい放題で、本当に呆れます。
「庶務」係というものが会議の背後にいて、その人達に結局リードされてしまうそうです。

原発の問題から、いろんな問題(官民癒着、やらせメール、等々)が、白日の元に晒されるようになった。原発問題がなかったら、これほど騒がれなかったと思う。
優秀な官僚たちが、いろんな工作にしか自分の能力を発揮出来ない仕組みを何とか直さなければいけないと思う。
私は、何があっても、天下り根絶は絶対必要だと思う。諸悪の根源は天下りである。

2011年8月4日追記
古賀茂明さんの「官僚の責任」という本を読みました。この方は本当に立派な方だと思います。省の中に埋没することなく、柔軟な発想を入省以来持ち続けてこられています。
この本の139ページに次のくだりがあります。
”公務員という職業は、一度なってしまえば基本的に毎年、給与が上がり、昇格もするようになっている。……かりに昇進しなくても、あるいは五十歳を過ぎても……一度上がったものは下がることはない”
更に151ページには、
”組織に長くしがみついていればいるほど得をする。……そこでまずは、一般職職員給与を五十歳以降は逓減する体系に変える。……要は、長く役所にいるほうが損をする環境に変える”
また、132ページからのくだり
”「国のため」ではなく「省のため」とはどういうことか。……(目に見える成果というのはなかなかないので)……役所の利益権限をどれだけ拡大したかということになってしまう……法律を作り、予算を取り、関連団体を作る(天下り先)、という3点セットを自動的に考えるようように思考回路が形成されている”

何も役に立たないなんとか財団とかがやたらにあるのは、こうしたことが原因のようです。
虚しさを覚えますね。大震災と原発事故で発生した巨額の復興資金・補償費のために国債を発行することになるのでしょうが、それによって、1,000兆円もの巨額の赤字が更に増大、増税も出来ないでしょうから、一度国が債務不履行(デフォルト)になって、国民がそれで初めて気づくという状況にならないと、どうにもならないのかも知れません。

政府は増税策を打ち出していますが、まず「隗より始めよ」のことわざ通り、赤字の元凶たる国の職員の給与の大幅カットをまずやって、その後に増税なら分かります。
民主党の中にいる官公労出身の議員、電力会社労組出身の議員のインタビューが新聞に載っていましたが、彼らも原発事故の責任があると思うのに、反省の言葉すらない、呆れた体質があります。民主党はこういう議員とは縁を切るべきだと思う。

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兵庫県医師連盟が、2003年に国家予算(一般会計+特別会計)を詳細に調べた結果、”歳出合計の7%にあたる15兆3千万円は官僚の天下り先の特殊法人、独立行政法人、公益団体に補助金として流出している”ということだそうです。何たることか、憤死しそうです。

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