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2009年12月26日 (土)

モーツァルト四大オペラの映画を見て

恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館で、12月5日から12月27日まで、モーツァルト四大オペラの映画が上演されていて、24日と25日に全部見てきました。
映画は便利です。舞台なら通常は1つしか見られませんが、2日で4作品を見られるのですから。
24日はまず「魔笛」です。監督はイングマル・ベルイマンという人で、私はよく知りませんが有名な人のようです。「魔笛」というオペラは映画向きではないような気がしました。ちっとも面白くないのです。三人の侍女が美人揃いなのに、そこに君臨する女王が何故悪人なのか、まずそこがひっかかります。またタミーノとパミーナが試練をくぐり抜ける場面も何かわざとらしくて、全く面白くなかったです。
最後の長い第21曲はさすがに聞かせ所で、ここだけは面白かったですが、夜の女王一味が地獄に落ちる理由も釈然としません。まあ筋書きはシカネーダーの台本から破綻していたのかも…
ザラストロの役をやった人がミスキャストだったのかも知れません。
魔笛はこれまで映画で2回見ましたが、どれも面白くありませんでした。
次は「ドン・ジョヴァンニ」でしたが、これは筋書きはまあまともで、映画向きだと思いました。モーツァルトの音楽とともに存分に楽しめました。
25日はまず「コシ・ファン・トゥッテ」でした。二組の恋人の男性を変装させて女性の貞淑を試すというような、設定そのものに無理があり、私はこの曲はこれまであまり聞いたことがなかったのですが、今回の映画は大変面白く、この曲を再発見しました。映画は筋を追うのが面白いですが、モーツァルトはその場面にふさわしい音楽をピタリと的確に作っているなぁ、と思いました。この曲は音楽だけで聞くのではなく、舞台か映画で見て聞くのが相応しいと思います。この映画では、ドン・アルフォンゾ(哲学者)役のパオロ・モンタルソロ、とデスピーナ(小間使い)役のテレサ・ストラータスが特によかったと思います。こんなにも美しい音楽が随所にあるなぁ、と本当に楽しめました。
次の「フィガロの結婚」はカール・ベーム指揮、ウィーンフィルの演奏で、配役も世界的な実力者揃いで、存分に楽しめました。

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